ツールを入れてから困らないための事前整理
マモリスを検討し始めた段階で、
多くの会社はこう思います。
- これを入れれば管理が楽になるはず
- Excelから解放されそう
- 属人化も解消できそう
方向性としては間違っていません。
ただ、何も整理せずに導入すると、思ったほど効果が出ないことがあります。
マモリスは「魔法の箱」ではなく、
業務を乗せ替えるための器です。
その前に、最低限整理しておいた方がいいことがあります。
セキュリティチェックを「何のためにやっているか」
最初に整理すべきなのは、ここです。
- 新規取引の可否判断のため
- 継続取引のリスク確認のため
- 説明責任に備えるため
全部やっている会社もありますが、
今、何を一番重視しているのかははっきりさせておいた方がいいです。
目的が曖昧なままだと、
- テンプレートをどう使うか
- どこまでチェックするか
で迷い続けます。
チェック対象の範囲
次に整理したいのは、
「誰に、どのチェックを出すのか」です。
- 委託先すべてが対象か
- 一部の取引先だけか
- 社内向けも含めるのか
ここが曖昧だと、
導入後にチェックシートが増えすぎて混乱します。
最初は、
一番よく使うパターンだけを対象にする方がうまくいきます。
チェック結果をどう使っているか
導入前に、一度振り返ってみてください。
- OK/条件付きOK/NGをどう決めているか
- 条件付きOKのあと、何をしているか
- NGにした場合、どう扱っているか
「実はあまり決まっていない」
という会社も少なくありません。
マモリスは、
判断とフォローを前提にしたツールなので、
ここが整理されているほど効果が出ます。
判断は誰がしているのか
セキュリティチェック業務は、
気づくと一人に集まりがちです。
- 実質的に誰が判断しているか
- その人がいないとどうなるか
この2点は、
導入前に正直に整理した方がいいです。
マモリスは属人化を減らせますが、
判断を完全に代行するわけではありません。
「必ず聞いている項目」と「たまに聞く項目」
今使っているチェックシートを見直してみると、
- 毎回必ず使っている項目
- 特定の取引だけで使う項目
があるはずです。
これを整理しておくと、
- テンプレート化すべき部分
- 新規作成で対応すべき部分
が自然に分かれます。
導入後の設計が、かなり楽になります。
回答期限とフォローの考え方
- 回答期限は必ず設けるのか
- 期限なしのチェックも必要か
- 催促はどのタイミングで行うか
これも、
導入前に決めておいた方がいいポイントです。
マモリスは、
期限管理や催促を自動化できますが、
ルール自体は人が決める必要があります。
「完璧」を求めない前提
最後に、かなり大事な話です。
マモリスを導入すると、
どうしても「ちゃんとやらなければ」という気持ちが強くなります。
ただ、最初から完璧を目指すと、
- 設定が進まない
- 運用が始まらない
- 結局使われない
という状態になりがちです。
最初は、
- よくあるチェック
- よくある判断
だけを回せれば十分です。
まとめ
マモリス導入前に整理しておくべきことは、
- 目的
- 対象範囲
- 判断とフォローの考え方
この3つに集約されます。
ツールは、
整理された業務を支えるためのものです。
少しだけ立ち止まって考えてから導入すると、
マモリスは「便利なツール」ではなく、
ちゃんと使われる仕組みになります。
