マモリス導入後、最初の1ヶ月でやるべきこと
ホームお役立ち情報マモリス活用マモリス導入後、最初の1ヶ月でやるべきこと

マモリス導入後、最初の1ヶ月でやるべきこと

マモリスを導入した直後は、管理画面を開いてみる、アカウントを作る、最初のチェックシートを準備してみるなど、比較的動きが出やすい時期です。

ただ、この時期に全社展開や完璧な設定を目指してしまうと、かえって止まりやすくなります。項目をどこまで作り込むか、誰に何を依頼するか、運用ルールをどこまで決めておくか、考えることが増え、着手が先延ばしになるためです。

最初の1ヶ月で大切なのは、設定を広げることではなく、1つのチェックを最後まで回すことです。作成、依頼、回答、確認、差し戻し、振り返りまでを一通り経験してはじめて、そのチェックが自分たちの業務に合っているかどうかが見えてきます。

この記事では、導入後最初の1ヶ月でやるべきことを、週ごとに解説します。

最初の1ヶ月は「設定期間」ではなく「習慣づくりの期間」

管理画面の設定を整えるだけでは、マモリスは定着しません。設定が完了していても、実際に誰も使わなければ、それは運用開始とは呼べません。

大事なのは、「マモリスで1つのチェックが回った」という実感を、担当者自身が持てるかどうかです。

そのためには、最初から多くのチェックを一気に移さないことが重要です。移行対象を広げるほど、質問文の調整や回答者の登録、差し戻しの判断基準づくりなど、決めるべきことが増えていきます。結果として、どのチェックも中途半端なまま止まってしまうケースが少なくありません。

同様に、最初から全社展開を狙う必要もありません。まずは一部の業務、あるいは一部の部署で小さく回し、使う理由を社内で共有していくほうが、次の展開につながりやすくなります。

社内での使い方の共有や説明の進め方については、「マモリスを社内に定着させるコツ」でも解説しています。

1週目:まず1つのチェックを選ぶ

1週目にやることは、対象となるチェックを1つ決めることです。選び方の目安はいくつかあります。

  • 社内で一番よく使っているチェック
  • 関係者が少なく、調整しやすいチェック
  • 回答確認や差し戻しが実際に発生するチェック
  • 証跡や資料の添付が伴うチェック
  • 年次確認や定期点検など、繰り返し発生するチェック

逆に、一度きりの単発アンケートや、設問や判断の流れが複雑すぎるチェックは、最初の対象には向きません。判断基準を作り込む前に、まず1サイクルの流れをつかむことを優先したいためです。

1週目のゴールは、「最初に回すチェックを1つ決めること」です。

2週目:チェックシートを作成し、回答者を設定する

対象が決まったら、チェックシートを作成します。ここで避けたいのは、既存のExcelをそのままの形で移すことです。

Excel運用の中には、長年の経緯で残っている項目や、担当者以外には意味が分かりにくい表現が含まれている場合があります。マモリスに移す際は、こうした項目を少し見直し、不要な項目を削り、回答者が迷わず答えられる表現に整えておくと、後の回答確認がしやすくなります。

質問数が多い場合は、設問グループで分けておくと、回答者にとっても答えやすい構成になります。参考資料のURLや補足説明、必要に応じたファイル添付欄なども、この段階で整理しておきます。

チェックシートができたら、回答者を登録します。人数が多い場合はCSV一括登録、部署や取引先ごとに分けたい場合はグループ管理を使うと、後の依頼や状況確認がしやすくなります。

2週目のゴールは、「回答依頼を送れる状態にすること」です。

3週目:回答依頼・回答確認・差し戻しを実際に回す

3週目は、実際に回答依頼を送り、回収から確認までを経験する週です。

依頼を送ったら、回答状況を確認しながら、必要に応じてフォローします。回答が集まってきたら、内容を確認します。ここで重要なのは、回収して終わりにしないことです。曖昧な回答や、必要な資料が添付されていない回答があれば、差し戻します。

差し戻す際は、何が不足していたのか、どう修正してほしいのかをコメントとして残しておきます。この記録は、回答者が再提出する際の助けになるだけでなく、次回以降の確認作業を進めやすくする材料にもなります。

回答者側が差し戻しにどう対応するか、再提出までの流れを実際に見ておくことも、3週目のうちにやっておきたいことです。

3週目のゴールは、「回収して終わりではなく、確認と差し戻しまで経験すること」です。

4週目:判断コメントを残し、振り返る

4週目は、確認した内容に対して、判断の経緯を記録として残す週です。

  • なぜ確認済みとしたか
  • 条件付きで確認した理由
  • 次回確認すべき内容
  • 差し戻し後にどう判断したか

こうした内容は、長い文章である必要はありません。短くても、判断の理由が後から追える形で残っていれば、次回同じチェックを回すときの負担が軽くなります。

1サイクルを終えたら、実際に使ってみてどうだったかを振り返ります。どこが楽になったか、どこが使われなかったか、どこが分かりにくかったか。この振り返りが、2ヶ月目以降にチェックを広げる際の判断材料になります。

4週目のゴールは、「次も使える状態にすること」です。

最初の1ヶ月で決めておきたい運用ルール

1サイクルを回す中で、あわせて決めておきたい運用ルールがあります。

  • どのチェックをマモリスで回すか
  • 誰がチェックシートを作るか
  • 誰が回答者を登録するか
  • 誰が回答内容を確認するか
  • どのような回答を差し戻すか
  • 確認済みにする基準は何か
  • 判断コメントをどの場面で残すか
  • Excelやメールと併用する範囲はどこまでか
  • 2回目以降、前回の回答をどう扱うか

すべてを最初から細かく決める必要はありませんが、1サイクルを経験した後であれば、どの項目が実際に迷いやすいかが見えてくるはずです。その段階で、必要な範囲から運用ルールとして言語化していくのが現実的です。

回収や差し戻しに追われる前に、業務全体のROIを見直したい方へ

マモリス導入後の最初の1ヶ月は、作業を減らすだけでなく、担当者の時間を「確認」と「判断」に戻すための期間でもあります。チェックシート業務のROIと、担当者の時間を「作業」から「判断」へ戻す考え方をまとめた資料を公開しています。無料・登録不要でダウンロードできます。

最初の1ヶ月でやらなくていいこと

最初の1ヶ月は、以下のようなことを急ぐ必要はありません。

  • すべてのチェックを移行する
  • 完璧なテンプレートを作る
  • 全社展開を急ぐ
  • すべての機能を使う
  • 全員に使い方を完璧に覚えてもらう

最初の1ヶ月は、1つのチェックを回すことを優先します。他の対象や機能は、1サイクルを経験した後で検討しても遅くありません。

よくある失敗パターン

導入初期には、いくつか共通した失敗パターンが見られます。

  • 初期設定だけで満足してしまう
  • 複数のチェックを同時に始めてしまう
  • 併用ルールを決めないまま、Excelでも並行管理してしまう
  • 回答を集めるだけで、内容を確認しない
  • 差し戻しコメントを残さない
  • 判断理由を残さない
  • 使い方を誰にも共有していない
  • 1サイクル終了後に振り返りをしない

いずれも、設定そのものの問題というより、1サイクルを最後まで回し切れていないことが原因になっているケースが多いようです。

うまくいっている会社の最初の1ヶ月

一方で、最初の1ヶ月がうまく進んでいる会社には、いくつか共通点があります。

  • 少なくとも1つのチェックが完走している
  • 回答状況を確認しやすくなったと実感している
  • 差し戻しコメントが残っている
  • 判断理由が残っている
  • 次回もマモリスで回す前提になっている

完璧な運用ができているわけではなくても、「続けられる感覚がある」状態になっていることが、最初の1ヶ月の一つの目安になります。

よくある質問(FAQ)

Q1. マモリス導入後、最初の1ヶ月で一番大事なことは何ですか?

1つのチェックを最後まで回すことです。全社展開や完璧な設定よりも、作成、依頼、回答、確認、差し戻し、振り返りまで一度経験することが重要です。

Q2. 最初の1ヶ月で全社展開すべきですか?

最初から全社展開する必要はありません。むしろ、対象を広げすぎると運用ルールが追いつかず、途中で止まりやすくなります。まずは一部の業務や部署で小さく始めるほうが定着しやすくなります。

Q3. 既存のExcelチェックシートはそのまま移せばよいですか?

そのまま移すよりも、最初に不要な項目や回答者が答えにくい項目を少し見直すのがおすすめです。最初から完璧に作り直す必要はありませんが、1つのチェックを回しやすくする調整はしておくとよいです。

Q4. 回答が集まれば、1ヶ月目の運用は成功ですか?

回答が集まることは大切ですが、それだけでは十分ではありません。回答内容を確認し、必要に応じて差し戻し、判断理由や次回確認事項を残すところまで行うことで、次回も使いやすい運用になります。

Q5. 最初の1ヶ月で使わなくてよい機能はありますか?

あります。すべての機能を最初から使う必要はありません。まずはチェックシート作成、回答依頼、回答確認、差し戻し、判断コメントなど、1つのチェックを回すために必要な範囲から使うのがおすすめです。

1ヶ月を過ぎたあとの見直し方については、「マモリス導入後、半年後に見直すべきポイント」でも扱っています。

まとめ

最初の1ヶ月は、設定期間ではなく習慣づくりの期間です。全社展開や完璧なテンプレート作成よりも、1つのチェックを完走させることを優先します。

1週目はチェックを選び、2週目で作成と回答者設定を行い、3週目で回答依頼・確認・差し戻しを経験し、4週目で判断コメントと振り返りを行います。

小さく回せた実感があれば、2ヶ月目以降に対象を広げやすくなります。

無料診断で運用状況を確認する

最初の1ヶ月で大切なのは、すべてのチェックを移すことではなく、1つのチェックを最後まで回し、回答・確認・差し戻し・判断記録の流れを作ることです。マモリスの無料診断では、現在のチェックシート運用を確認し、どこから見直すべきかを確認できます。登録不要で、3分ほどで確認できます。

上部へスクロール