社内の点検や取引先への確認では、毎回似たようなチェックシートを作り、メールで送り、Excelで回答を集め、確認して、必要なら差し戻す——という作業が繰り返し発生します。テンプレートが手元にあれば、この立ち上がりは少し楽になります。なかでもセキュリティチェックシートは取引先から提出を求められる機会が多く、セキュリティチェックシートのテンプレートから設計を始めたい担当者も少なくありません。
このページでは、よく使われるチェックシートテンプレートを目的別にまとめました。情報セキュリティの自己診断から、委託先評価、個人情報対応、SaaS導入審査、AI利用確認まで、自社の業務に近いものを起点にして選べます。
マモリスでは、これらのテンプレートを選んで編集し、回答依頼から回収、確認、差し戻し、記録の保存までを一つの画面で進められます。まずは無料トライアルや無料診断を通じて、自社の運用に合うかを確認できます。
目的別に選ぶ
| 目的 | 代表テンプレート | 対象 | 使う場面 | マモリスでできること |
|---|---|---|---|---|
| 情報セキュリティ自己診断 | ・IPA 5分でできる情報セキュリティ自社診断 ・情報セキュリティ対策セルフチェックリスト ・情報セキュリティチェックシート 基礎編 | 自社・各部署 | 年1回の自己点検、SECURITY ACTION宣言の準備 | 回答状況を追いやすくなります |
| 委託先・取引先評価 | ・委託先評価のチェックシート ・パートナー選定向けチェックシート ・取引先基本適格性審査チェックシート | 委託先・取引先 | 新規取引時の審査、年次の再確認 | 確認内容を後から見返しやすくなります |
| 個人情報・マイナンバー対応 | ・個人情報委託向け セキュリティチェックシート ・マイナンバー取扱い専用 セキュリティチェックシート | 委託先・社内 | 委託先への取扱確認、社内点検 | 回答履歴を残しやすくなります |
| SaaS・クラウド導入審査 | ・SaaSにおけるセキュリティチェックシート ・SaaS導入審査用 セキュリティチェックシート ・API連携審査用 セキュリティチェックシート | 導入部署・情シス | 新規SaaS導入・API連携前の審査 | 確認の経緯を記録に残しやすくなります |
| SES・業務委託管理 | ・SES委託先審査 ・SES業務委託向けセキュリティチェックシート ・外部委託管理(再委託管理)シート | 委託先・常駐先 | 契約時・更新時の確認 | 定期的な確認を進めやすくなります |
| AI利用確認 | ・経済産業省 AI事業者ガイドライン チェックリスト | 社内各部署・委託先 | 生成AI利用ルールの点検 | 回答内容を確認・記録しやすくなります |
| 業種別チェック | ・医療・製造・建設などの安全/品質チェック | 現場・取引先 | 定期点検、監査前の確認 | 差し戻しの経緯を残しやすくなります |
| 社内管理・コンプライアンス | ・法令遵守確認シート ・社内規程チェック | 社内各部署 | 定期的なコンプライアンス点検 | 一つの流れで管理しやすくなります |
※ 一部のテンプレートは、IPA、経済産業省、個人情報保護委員会、厚生労働省などが公開している資料やガイドラインの考え方を参考にしています。ただし、特定の法令・制度・監査への適合を保証するものではありません。自社の業務内容やリスクに応じて、必要な項目を確認・調整してください。
1. 情報セキュリティ自己診断
自社や各部署のセキュリティ対策が、最低限の水準を満たしているかを確認するテンプレートです。
年に1回の自己点検や、SECURITY ACTIONの宣言に向けた準備の場面で使われます。
代表的なものは、IPAの「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」の考え方を参考にしたシートや、情報セキュリティ対策セルフチェックリスト、情報セキュリティチェックシート 基礎編です。情報セキュリティ6か条に沿った点検にも使えます。
マモリスで運用すると、どの部署が回答済みでどこが未回答かを追いやすくなり、前回の回答を引き継いで翌年の点検を進めやすくなります。
2. 委託先・取引先評価
外部に業務を委託する際や、新しい取引先を選ぶ際に、相手のセキュリティ体制や情報の取り扱いを確認するテンプレートです。
新規取引の審査時や、毎年の再確認の場面で使われます。
代表的なものは、委託先評価のチェックシート、パートナー選定向けチェックシート、取引先基本適格性審査チェックシートです。回答URLを送れば、委託先や取引先はブラウザ上で回答できます。
マモリスで運用すると、回答を集めたあとの確認内容や、差し戻した経緯を後から見返しやすくなります。近年ではSCS評価制度への対応を取引先から求められるケースも増えており、対応時に確認すべき点を整理した記事もあります。
3. 個人情報・マイナンバー対応
委託先や社内部署が、個人情報やマイナンバーを適切に扱っているかを確認するテンプレートです。
個人情報の取扱確認を進める際は、根拠となるガイドラインの考え方を押さえておくと安心です。
委託先への取扱確認や、社内の定期点検で使われます。代表的なものは、個人情報委託向け セキュリティチェックシートや、マイナンバー取扱い専用 セキュリティチェックシートです。個人情報保護法のガイドラインの考え方を参考にした項目を含められます。
マモリスで運用すると、確認した内容と、その時点の回答履歴をPDFで保存できるため、後から確認の経緯をたどりやすくなります。
4. SaaS・クラウド導入審査
新しいSaaSやクラウドサービス、外部APIとの連携を始める前に、提供元のセキュリティやデータの扱いを確認するテンプレートです。
導入部署からの申請を情シスが審査する場面で使われます。
代表的なものは、SaaSにおけるセキュリティチェックシート、SaaS導入審査用 セキュリティチェックシート、API連携審査用 セキュリティチェックシートです。設問ごとに説明文や参考資料のURLを添えられるため、申請する側も記入に迷いにくくなります。
マモリスで運用すると、審査の経緯を記録に残しやすくなります。
5. SES・業務委託管理
SES契約や業務委託で、相手先の管理体制や情報の取り扱い、再委託の状況を確認するテンプレートです。
契約時や更新時の確認、常駐先での点検に使われます。
代表的なものは、SES委託先審査、SES業務委託向けセキュリティチェックシート、外部委託管理(再委託管理)シートです。同じ相手に毎年同じ確認をする場面が多いため、繰り返し依頼と前回回答のプリセットが向いています。
マモリスで運用すると、更新のたびに一から作り直さずに、前回の回答を起点に確認を進めやすくなります。
6. AI利用確認
社内部署や委託先が、生成AIをどのように使っているかを確認するテンプレートです。
委託先も含めた生成AI利用確認の項目を詳しく知りたい方は、入力情報や再委託まで踏まえた確認項目の記事もご覧ください。
生成AIの利用ルールを点検する場面や、新しいAIツールの利用申請を確認する場面で使われます。
代表的なものは、現行テンプレートでは「経済産業省 AI事業者ガイドライン チェックリスト」として掲載しているシートです。説明文では、総務省・経済産業省のAI事業者ガイドライン第1.2版に含まれるチェックリストやワークシートの考え方を参考にした項目を含められる、という表現にしておくと安全です。
マモリスで運用すると、誰がどう回答したかを記録に残し、確認した内容を後から見返しやすくなります。
AIシステムやAI機能そのものの開発を外部に委託する場合は、通常のAI利用確認とは別に、学習データ、外部AI API、成果物の権利、再委託先管理などを確認する必要があります。詳しくはAI開発委託のセキュリティチェックで整理しています。
7. 業種別チェック
医療、製造、建設など、業種ごとの安全や品質を確認するテンプレートです。
定期点検や、監査前の確認、現場での点検に使われます。医療分野では、医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6.0版や、令和7年度版の「医療機関におけるサイバーセキュリティ対策チェックリスト」、および「医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策チェックリストマニュアル」が参考資料として知られています。自社の業種や最新の公表資料に合わせて、項目は確認・調整してください。
マモリスで運用すると、ファイル添付で資料を受け取りながら、差し戻しの経緯を残しやすくなります。
8. 社内管理・コンプライアンス
社内各部署が、社内規程や関連する法令にそって運用できているかを確認するテンプレートです。
定期的なコンプライアンス点検や、規程の周知確認の場面で使われます。代表的なものは、法令遵守確認シートや社内規程チェックです。CSVで回答者をまとめて登録し、グループごとに依頼を分けられるため、部署数が多い会社でも回答状況を追いやすくなります。
マモリスで運用すると、作成から確認、記録の保存までを一つの流れで進めやすくなります。
テンプレートを選んだあと、マモリスでできること
テンプレートは検索して探し、プレビューで中身を確かめてから選べます。選んだあとは、設問を自社の業務内容に合わせて編集できます。
設問形式は、単一選択・複数選択・テキスト入力・テキストエリア・ファイル添付・URL入力の6種類から選べ、設問ごとに説明文や参考資料のURL、YouTubeのURLを添えられます。
関連する設問は質問グループにまとめられます。
回答依頼は、回答者を登録するか、CSVでまとめて取り込み、回答URLを送って、ブラウザ上で回答してもらえます。回答者は途中で下書きを保存して、後日再開できます。
集まった回答は、確認済みのチェックを付けたり、コメントを添えて差し戻したりできます。確認した内容や差し戻しのやり取り、回答履歴はPDFで保存でき、翌年の確認では前回の回答を引き継いで進められます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 無料で使えますか?
マモリスでは、無料トライアルと無料診断を用意しています。
テンプレートの選択や編集、回答依頼の流れは、トライアルの中で実際に試しながら、自社の運用に合うかを確認できます。料金や利用範囲の詳細は、お問い合わせやサービス資料でご案内しています。
Q2. ExcelやPDFでダウンロードできますか?
マモリスでは、確認した回答や履歴をPDFで保存できます。
テンプレートはマモリス上で編集して使う前提のため、運用そのものは画面上で進める形になります。Excelでの管理に慣れている場合でも、回答状況の確認や差し戻しの記録は画面上でたどりやすくなります。
Q3. テンプレートは編集できますか?
はい。テンプレートを選んだあと、設問の追加や削除、説明文や参考資料の追加など、自社の業務内容に合わせて編集できます。
設問形式も6種類から選べるので、確認したい内容に合わせて組み立てられます。
Q4. 委託先や取引先に送れますか?
送れます。回答URLを送れば、委託先や取引先はブラウザ上で回答できます。
社外への依頼でも、受け取った側はURLを開いて回答する形で進められます。
Q5. 回答後の確認や差し戻しもできますか?
できます。集まった回答に確認済みのチェックを付けたり、コメントを添えて差し戻したりできます。
差し戻しのやり取りや確認の経緯は記録として残るため、後から見返しやすくなります。
Q6. 公的ガイドラインに準拠していますか?
一部のテンプレートは、IPAや経済産業省、個人情報保護委員会、厚生労働省などが公開している資料やガイドラインの考え方を参考にしています。
ただし、特定の法令・制度・監査への適合を保証するものではありません。自社の業務やリスクに応じて、必要な項目を確認・調整してお使いください。
Q7. どのテンプレートから使えばよいですか?
自社で毎年または定期的に発生している確認業務に近いものから始めるのがおすすめです。
たとえば委託先評価や情報セキュリティの自己診断は、繰り返し発生しやすく、テンプレートの使い勝手を確かめやすい領域です。迷う場合は、無料診断で自社の運用に合う進め方を確認できます。
無料・登録不要・約3分
チェックシート運用の状況を診断します
記事の話を自社の運用に置き換えると、どのあたりに当てはまるでしょうか。回答は集まっているか、集まったあとの確認まで追えているか、その記録が残っているか。こうした点を 10 問で確かめる診断を用意しています。登録は不要で、3 分ほどで終わり、結果はその場で表示されます。
