5Sチェックシートの作り方|項目例・評価基準とExcelテンプレート
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5Sチェックシートの作り方|項目例・評価基準とExcelテンプレート

5Sチェックシートを作るときに決めなければならないのは、現地で何を見るか、どの状態なら○とするか、指摘した箇所が直ったことを誰がどう確かめるか、の3点です。

この記事では、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの20項目と判定基準を入れたExcelテンプレートを使い、職場に合わせた修正、点検の記入、改善後の再確認までの進め方を説明します。

20項目と判定方式は、公的資料の考え方を参考に作った運用例です。法令や認証の公式様式ではなく、認証取得や事故防止を保証するものでもありません。自社の対象範囲と安全手順に合わせて調整して使ってください。

無料で使える5SチェックシートのExcelテンプレート

ダウンロードできる内容

Excelテンプレートは次のリンクからダウンロードできます。

5SチェックシートのExcelテンプレートをダウンロード(.xlsx)

ファイルは3つのシートで構成しています。

シート内容使い方
使い方5つの判定区分と4つの再確認区分の意味、記入・修正・保存・印刷の方法、参考資料最初に読む
5Sチェックシート20項目と判定基準(運用例)を入れた空欄の点検表原本として保存し、部署名・点検日を付けた別名で使う
記入例架空の工場共用エリアを使った、確認途中の記録改善確認・再対応・該当なし・未確認の書き方を参照する

マクロ・数式・自動採点は入れていません。判定欄と再確認欄はプルダウンで選び、見出しの固定とフィルター、A3横の印刷設定をしてあります。

1つのファイルは「1部署・1対象・1点検回」で使います。第一工場の共用作業エリアを9月に点検したら1ファイル、同じエリアの次回点検は原本から新しいファイルを作る、という単位です。項目・基準は出発点なので、対象範囲や職場のルールに合わせて修正してから使ってください。

記入例と主な記録欄

点検表の上部には、部署/拠点・点検対象・点検日・基準版・点検者・確認者・記録更新日・次回予定日の8欄があります。表はA〜M列の13列で、E列に判定、F列に見た事実、G〜I列に改善内容・対応担当・対応期限、J〜M列に改善後の再確認を記録します。

記入例シートから、判定の違いが分かる4行を抜き出しました。

ID判定(E列)コメント・該当なし理由(F列)再確認(J列)再確認メモ(M列)
S01× 不適合廃棄決定済みの箱が作業台横に残存。改善確認現地で移動済みを確認。
S02該当なし今回は要否を保留した物なし。対象外-
K03未確認先週分の清掃記録が手元になく未照合。未実施-
C01× 不適合床に油を確認。直ちに責任者へ連絡。再対応再確認で同じ場所に油を確認。原因対応後に再確認。

S01は改善を確認した後も、初回の判定を×のまま残しています。K03は記録を見ていないだけで、清掃をしていないと確かめたわけではないため、×ではなく未確認です。この区別は後の章で説明します。

5Sチェックシートとは

5Sチェックシートは、職場の5Sの状態を項目ごとに確かめ、判定と見た事実、改善後の確認結果を残すための様式です。5つの要素の意味は、厚生労働省「職場のあんぜんサイト:4S(整理、整頓、清掃、清潔)」、中央労働災害防止協会「B1 事業場における安全衛生活動」(PDF)、厚生労働省「製造事業者向け 安全衛生管理のポイント」(PDF)の説明を要約すると次のとおりです。

要素意味(要約)
整理必要な物と不要な物を分け、不要な物を作業場所から取り除く
整頓必要な物を決めた場所・量で置き、すぐ使える状態で取り出せるようにする
清掃ごみ・汚れ・油などを取り除き、不具合や異常に気づける状態にする
清潔整理・整頓・清掃した状態を続ける。作業者の身の回りを汚れのない状態に保つことも含む
しつけ決めたルールを理解し、実行し、続けられるようにする

清潔は点検したその瞬間にきれいかどうかだけでなく、良い状態を保つ担当や頻度が決まっていて、実際に続いているかまで見ます。しつけは、ルールを説明できるか、実際に守っているか、守れなかったときに原因を確かめて手順や配置を見直しているかを確かめる要素です。個人の人柄や態度を採点するものではありません。

品質管理で使うチェックシート全体の種類や、QC七つ道具の中での位置づけは、品質管理チェックシートの種類とQC七つ道具での位置づけで説明しています。

5Sチェックシートに入れる20の項目例

配布Excelの20項目を、5分類ごとに紹介します。工場の共用エリアを主な例として作っていますが、事務所や倉庫でも、対象物を読み替えれば使える項目が中心です。判定基準は運用例なので、職場で使う表示・記録・保管量に合わせて書き換えてください。

整理:必要な物と不要な物を分ける

IDチェック項目判定基準(運用例)
S01使わない物が作業場所に残っていないか対象エリアに、用途が決まっていない物や廃棄決定済みの物が残っていない。
S02要否を保留した物を識別しているか保留品に、確認担当者と判断期限が分かる表示がある。保留品がなければ該当なし。
S03必要な物の量が職場の取り決め内か対象の備品・材料を、職場で決めた保管量と照合できる。基準未設定なら不適合。
S04不要な掲示物・書類を分けているか旧版・期限切れの資料を現用資料と区別している。保存が必要な資料は保存ルールに従う。

S04の「不要な書類」には、使わなくなったものの保存が必要な資料が混ざります。作業場所から外すことと、処分してよいかどうかは別に判断し、社内の保管ルールがある資料はそれに従います。

整頓:置き場所と取り出し方を確かめる

IDチェック項目判定基準(運用例)
T01道具・備品の置き場所が決まっているか対象の道具・備品について、戻す場所を表示や配置図から特定できる。
T02表示と実際の保管物が一致しているか対象棚の品名・区画表示を読めて、表示どおりの物が置かれている。
T03必要な物を取り出せる配置か通常使う物を、他の物を大きく移動したり危険な姿勢を取ったりせず取り出せる。
T04通路・出入口を物で塞いでいないか定めた通路・出入口・消火設備の前に、通行や使用を妨げる物がない。

整頓は、表示があるかだけでなく、表示どおりに物が置かれているかを棚や通路の前で確かめます。T04は「定めた通路」を対象にしており、通路幅などの数値は職場のレイアウトや社内基準に合わせて決めてください。

清掃:汚れを除き、異常を見つける

IDチェック項目判定基準(運用例)
C01床のごみ・水・油を除去しているか点検範囲の床に、ごみや滑りの原因となる水・油が残っていない。
C02作業台・共用の道具を清掃しているか対象の作業台・共用の道具に、職場の清掃基準を外れる付着物がない。
C03清掃用具を使える状態にしているか指定の清掃用具が所定の場所にあり、破損・著しい汚れなく使える。
C04清掃で見つけた異常を記録しているか漏れ・破損など、清掃時に見つけた異常の内容と連絡先を記録している。異常なしはその旨を記録。

清掃の点検は、見える範囲と職場で決めた清掃範囲で行います。設備の内部を確かめるために分解したり、立入りを制限している場所に入ったりする必要はありません。そうした確認は設備点検や所定の手順で扱います。

清潔:良い状態を維持する仕組みを確かめる

IDチェック項目判定基準(運用例)
K01清掃の担当・頻度・方法を決めているか対象場所について、誰が・いつ・どう清掃するかを文書等で確認できる。
K02維持したい状態を共有しているか配置図・写真・文章などで、整理・整頓・清掃後に維持する状態を確認できる。
K03決めた点検・清掃の実施を確認できるか職場で定めた期間の実施記録があり、抜けた回の対応が分かる。記録期間は事前に決める。
K04改善した状態を維持しているか前回改善した場所を今回も確認し、同じ問題が再発していない。前回指摘なしは該当なし。

清潔の4項目は、担当・頻度・維持したい状態・実施記録・前回改善箇所の状態を見ます。K03の「定めた期間」は、先週分・今月分など、点検前に職場で決めておきます。

しつけ:ルールの理解と実行を確かめる

IDチェック項目判定基準(運用例)
H01担当者が5Sのルールを説明できるか確認対象の担当者が、保管場所・清掃方法など担当範囲のルールを説明できる。
H02決めたルールを実際に守っているか物の返却や作業後の片付けを観察し、決めた方法で実行していることを確かめる。
H03ルール変更を関係者に伝えているか変更内容の周知記録があり、対象者が変更後の方法を確認できる。変更なしは該当なし。
H04守れなかった理由を改善に反映しているか前回の未実施・逸脱について理由を確かめ、説明・配置・手順等の見直しを記録している。前回指摘なしは該当なし。

H04は、守れなかった人を責めるための項目ではありません。戻し先が遠い、表示が分からないといった理由を確かめ、配置や手順の見直しにつなげたかを見ます。

医療・食品衛生など、業界ごとに専門の要求がある職場では、この20項目とは別にその分野の基準に沿った確認が必要です。

評価基準は○・△・×の意味まで決める

記号・文章・点数による評価の違い

5Sチェックシートの判定方法には、記号、文章、点数などがあります。記号と文章は対応づけられる表記の違いで、どちらかが公式の規格というわけではありません。

方式メリットデメリット向く用途
○/△/×一覧で読み取りやすい記号だけでは△の意味が揺れる同じ職場で、基準を共有した点検
適合/要改善/不適合結果の意味を言葉で示せる言葉だけでも境界は曖昧なまま複数部署への説明・記録
0〜4等の点数同条件の推移を比較できる配点・重み・対象外の扱いで値が変わる。総点が重大な不足を隠す組織で評価設計と試行が済んだ活動

点数方式の例としては、宮崎大学の5Sチェックシート(PDF)が0〜4点の基準で採点しています。これは大学が独自に定めた基準で、全国共通の配点ではありません。

配布Excelでは、「○ 適合」のように記号と文章を併記し、点数と合格点は設けていません。合計点にすると、通路を塞いでいるといった重要な不足が他の項目の点数に埋もれてしまうためです。

該当なしと未確認を区別する

判定は、○・△・×に「該当なし」と「未確認」を加えた5区分です。

判定意味記録
○ 適合確認した対象がその行の基準を満たす必要に応じ事実
△ 要改善一部は実施、対象の一部等に基準未達が残る場所・不足・改善・担当・期限
× 不適合取り決め未実施、または確認した結果として基準未達事実・改善・担当・期限
該当なし対象物や該当状況がない理由必須(運用ルール)
未確認判断に必要な現地確認・資料等が未完了理由・確認予定・担当・期限

該当なしは、保留品が1つもない、前回点検後にルール変更がないなど、対象そのものがないときだけ選び、F列に理由を書きます。確認していない項目を該当なしにはしません。

未確認は、立入りできなかった、担当者が不在だった、記録が手元になかったなどの理由で、まだ判断できない状態です。確認した結果として基準を満たしていない×とは意味が違います。未確認や空欄を○と同じ扱いにせず、理由と確認予定、担当、期限を残します。

△は「軽い不足だから後回しでよい」という意味ではありません。油漏れや通路の閉塞など、その場で危険がある状態を見つけたら、判定の区分にかかわらず職場の安全手順に従い、責任者へ連絡します。

判定が分かれる項目を試行で直す

同じ棚を見ても、点検者によって○と△が分かれる項目が出ます。分かれたときは、どこまでを対象範囲とするか、どの期間の記録を見るか、基準の文言が具体的か、の3点をそろえます。

配布前に、同じエリアを2人以上で点検して判定を突き合わせ、分かれた行の対象範囲や基準の文言を直します。中央労働災害防止協会のB1資料でも、見方が偏らないよう複数メンバーでパトロールすることが評価のポイントに挙げられています。

判定結果は、その場所の状態を示す記録です。人事評価や部署ランキングに結びつけると、△や×を書きにくくなるため、点検の目的とは切り離して扱います。

自社に合う5Sチェックシートの作り方・記入方法

点検する場所と担当者を決める

最初に、上部の8欄を埋めます。部署/拠点と点検対象には、「第一工場の共用作業エリア」のように、どこからどこまでを見たかが後から分かる書き方をします。基準版には、項目・基準のどの版で点検したかを書きます。

点検者は現地で確かめて記入する人、確認者は記入内容と改善結果を確認する責任者です。同じ人が兼ねる場合でも、改善後の再確認を誰が行うかは点検前に決めておきます。次回予定日は次の定期点検の予定日で、個別の改善期限とは別に管理します。

項目と基準を職場の状態に合わせる

項目を直すときは、現地で見て判断できる文にします。たとえば「置き場所は適切か」という問いは、見る人によって答えが変わります。「対象工具の戻し先を、棚の表示から特定できるか」のように、何を見て、どうなっていれば基準を満たすかまで書くと、判定がそろいます。

保管量や記録を確認する期間など、数字が入る基準は職場で決めます。S03のように基準がまだない項目は、「基準未設定なら不適合」とすることで、決めていないこと自体を指摘として残せます。

ある職場に対象物がない項目は、残して該当なしと理由を書くか、恒常的に対象がないなら原本から削除します。毎回該当なしが続く項目は、原本の見直し対象です。

試してから配り、現況を記入する

項目を直したら、同じエリアで試しに点検し、判定が分かれた行の表現を修正してから配布します。配布するときは基準版の欄に版を書き、どの基準で点検したかが後から分かるようにします。

Excelでは、E列の判定とJ列の再確認をプルダウンで選びます。別のセルから貼り付けるとプルダウンの設定が上書きされるため、判定欄への貼り付けは避けてください。見出しのフィルターで、分類・判定・再確認を絞り込めます。印刷はA3横・横1ページ幅で、見出しを各ページに繰り返します。全件を印刷する前にフィルターを解除し、行を追加した場合は印刷範囲と改ページを確認してください。

項目の決め方や回答形式の選び方など、チェックシート作成全体の手順はチェックシート・チェックリストの作り方で説明しています。

点検結果を改善・再確認につなげる

中央労働災害防止協会のB1資料では、5Sの評価と改善の進め方として、現地・現物・現実で事実を確かめることや、改善結果を確認・フォローすることが挙げられています。配布Excelでは、F〜M列でこの流れを記録します。

事実・改善内容・担当・期限を記録する

△・×を付けた行では、F列に見た事実を書きます。「要改善」とだけ書くのではなく、「一部の工具の戻し先表示が消えている」のように、場所と不足の内容が分かるように残します。

G列の改善内容は、予定と実施済みを書き分けます。「予定:発見状況・連絡先・対応を記録する。」「実施済み 2026-09-25:工具棚の表示を貼り直し。」のように、実施したら日付を追記します。H列には対応担当、I列には対応期限を書きます。厚生労働省「職場環境の整備」でも、改善を進めるには誰が・いつまでに・何をするかを決めるステップが示されています(介護分野の資料のため、考え方の参考として使っています)。

未確認の行も、確認に必要な資料を誰がいつまでに確かめるかを、同じようにG〜I列へ残します。

改善後に確認者が確かめる

改善が済んだら、確認者がJ〜M列に再確認の結果を記入します。J列の再確認は4区分です。

  • 未実施:改善後の確認をまだしていない(未確認の行が解消する前も未実施)
  • 改善確認:基準を満たすことを確認した
  • 再対応:再確認後も不足が残っている
  • 対象外:当初から○や該当なしなど、改善の再確認が不要

対応した人が「直しました」と報告したことと、確認者が現地で基準を満たしていると確かめたことは別の事実です。完了の報告だけで「改善確認」にはせず、確認した日・確認者・確かめた内容をK〜M列に残します。

記入例のC01の1行は、次のように記録しています。

列記入内容
判定(E)× 不適合
コメント・該当なし理由(F)床に油を確認。直ちに責任者へ連絡。
改善内容(G)実施済み 9/25:職場手順に従い立入制限・除去。9/26再発、担当へ再連絡。
対応担当(H)/対応期限(I)佐藤/2026-09-26
再確認(J)再対応
再確認日(K)/再確認者(L)2026-09-26/鈴木
再確認メモ(M)再確認で同じ場所に油を確認。原因対応後に再確認。

床の油は、次回の定期点検を待たずに職場の手順で対応しています。再確認で同じ場所に油が見つかったため「再対応」とし、元の記録は消さずに日付付きで追記しています。改善を確認できた場合も、E列の初回判定は書き換えません。書き換えると、点検時にどんな状態だったかが分からなくなるためです。

次回は前回の指摘を参照し、現況を確認する

次回の点検では、空欄の原本から新しいファイルを作ります。前回のファイルを上書きしたり、前回の判定を転記したりはしません。前回○だった項目が今回も○とは限らないためです。

前回の指摘は参照し、K04(改善した状態を維持しているか)やH04(守れなかった理由を改善に反映しているか)で、同じ問題が起きていないかを確かめます。

点検の頻度は、レイアウト変更や使用状況の変化、社内のルールに応じて決めます。今回確認した公的資料からは、すべての職場に共通する頻度は確認できませんでした。

無料・登録不要・約3分

品質・安全チェックの運用状況を診断します

品質や安全のチェックは、毎回「対応済み」で閉じているように見えても、その先の確認や記録までは追えていないかもしれません。
自社の運用が今どの状態にあるかは、10問の診断で確かめられます。登録は不要で、結果はその場で出ます。

複数部署・拠点の5Sチェックを回収・確認する

未提出と内容確認待ちを分ける

5S推進の事務局が複数の部署・拠点から点検表を集める場合、各部署の点検とは別に、依頼先・提出期限・提出状況を把握する必要があります。配布Excelは1部署・1点検回の記録用なので、部署一覧や回収状況の集計は含まれていません。数部署であれば、依頼先一覧を別に作り、提出・確認の状況を記録する方法で回せます。

回収では「まだ提出されていない」と「提出されたが内容を確認していない」を分けて把握します。提出された点検表に、未確認の理由や改善の担当・期限が書かれていなければ、内容を確認して追記を依頼するところまでが事務局の仕事になります。

各部署が自分の職場に合わせて項目を直すことと、今回の点検対象・期限・確認者を部署間でそろえることは、分けて決めておきます。

回答依頼から差し戻しまでをマモリスで扱う

部署数が増えて、提出待ち・確認待ち・差し戻し中の部署を追う手間が大きくなった場合は、チェックシートの依頼から確認までを扱えるマモリスを使う方法もあります。

マモリスでは、設問グループを5分類に分けてチェックシートを作り、ラジオボタン・テキスト・ファイル添付など7種類の形式で設問を設定できます。設問ごとに記入例や資料を添えられるので、判定基準の説明や配置図を回答画面で参照してもらえます。マモリスにはExcelファイルを取り込む機能はありません。今回の配布Excelを利用する場合も、項目はマモリス上で設問として作成して運用します。

回答する部署は、メールで届くURLからログインせずに回答できます。依頼側は回答状況の一覧で未回答の部署を把握し、期限前のリマインドメールと、回答前・回答中の部署への一括催促を使えます。提出された回答は設問ごとに確認済みを付け、説明が足りない場合はコメントを付けて差し戻せます。確認を終えたらチェック完了とし、回答内容はPDFで保存でき、コメントや差し戻しの履歴も残ります。

画面上の「確認済み」は、事務局が回答内容を確認したという記録です。現場の改善が完了したことを自動で判定するものではありません。改善担当・対応期限・現地で再確認した日と確認者は、設問やコメントとして回答に残す運用にします。5Sの判定そのものも、現地で人が行います。

定期点検には、毎週・毎月・毎年から選べる繰り返し依頼を使えます。繰り返し依頼には前回の回答(テキスト・選択肢)を初期値として引き継ぐプリセット設定があり、初期値はONです。5Sの点検では前回の判定が入った状態から始めないよう、設定がOFFになっていることを確認してから依頼してください。

依頼・未回答の把握・催促の進め方や文面については、チェックシートの回収管理と催促の進め方で詳しく説明しています。

5Sチェックシートのよくある質問

Q1. 5Sチェックシートには何を書けばよいですか?

整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5分類ごとに、現地で確かめる項目と、満たすべき状態(判定基準)を書きます。記録欄には判定、見た事実、改善内容・担当・期限、改善後の再確認を用意します。配布Excelの20項目は出発点なので、自社の対象範囲に合わせて調整してください。

Q2. 5Sの評価基準はどう決めますか?

項目ごとに、何を見て、どうなっていれば満たすかを言葉で書きます。そのうえで○・△・×、該当なし、未確認の意味を点検者の間で共有し、同じ場所を複数人で試しに点検して判定のずれを直します。

Q3. 5Sは何点以上なら合格ですか?

今回確認した公的資料からは、全国共通の合格点は確認できませんでした。点数方式を使う組織は、配点や合格点を自ら決めています。配布Excelは点数を付けない方式で、合計点や合格点は設けていません。

Q4. 5Sチェックはどのくらいの頻度で行いますか?

場所の変化や使用状況、社内のルールに応じて決めます。整理・整頓・清掃は日々の作業の中で行い、チェックシートによる点検や本部への報告は、それとは別に定期的に行う、と分けて頻度を決めます。

Q5. 工場以外でも使えますか?

事務所や倉庫でも、書類・備品・通路など共通する部分は項目を調整して使えます。医療や食品衛生など、分野ごとに専門の要求がある職場では、その分野の基準に沿った確認を別に行ってください。

まとめ

5Sチェックシートは、項目と判定基準を決め、現地で状態を確かめ、改善後に確認者が再確認するところまで記録して使います。

  • 20項目は出発点とし、現地で見て判断できる基準に書き換える
  • ○・△・×に加え、該当なしは理由を、未確認は確認予定を残す
  • 改善の報告と、確認者が確かめた事実を分けて記録する
  • 次回は原本から作り、前回の指摘を参照しながら現況を確かめる

まずは配布Excelを1つの職場で試し、判定が分かれた項目から基準を直してみてください。

マモリスは、Excelやメールでやり取りされていた
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この記事の執筆者

マモリス

マモリス編集部

セキュリティチェックや委託先管理、品質・安全管理など、現場のチェック業務に役立つ情報を発信しています。

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